遅すぎる春/2010年06月01日(火)曇
天塩川水系仁宇布川支流(美深町)[08:00 気温13.0度水温5.5度]

 5月下旬の好天で少し春らしくなってきたが、早朝3時の気温は7度前後で、寝起きの体には寒さが応える。日の出前の白みはじめた東の空に明の明星を見ながら、ぼんやりと沈む街の灯を後にする。



 空の底に横たわった北見山脈の峰々には、白い雪渓が帯のように繋がっている。6時過ぎ名寄川の支流に到着。雪融け水で少し白くなった流れは川幅いっぱいに広がって、水温も6度と低い。試釣するもあたりがなく、サンル川をとおって幌内越え、仁宇布地区に入る。

 低水温を考え、ヤマベが越冬する仁宇布川の支流へ入る。久しぶりに入渓しようとした沢の土手には、笹が蔓延って釣りを拒んでいるように見える。気温の上昇とともに薄日が水面を照らすようになり、垂れ下がった笹の下へ流した1打目に期待がかかる。小さいあたりに合わせた竿先に手ごたえがあり、黒くさびたヤマベが波間から出てきた。